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おっさんvs世界:なぜおっさんは世界から「敵」と見なされるのか


雑誌「WIRED」日本版の編集長として約6年、テクノロジーが創る社会や文化の未来像を発信してきた編集者の若林恵さん。若林さんが今気になるテーマの一つが、「おっさん」だという。日本の企業社会に君臨するおっさんは本当に悪なのか。若者とおっさんが融和する策はあるのか。Business Insider Japan統括編集長の浜田敬子が聞いた。. 浜田敬子BIJ統括編集長(以下、浜田): 少し前に若林さんが書かれた 「おっさん」についてのコラム がとても面白くて。「ダイバーシティやアイデンンティティが語られる時、おっさんは常に「敵」として立ち現れてくる。だけど、「敵」とみなしているだけでは事態はかえって悪くなるばかりだ」と。本当に今おっさんの旗色悪いですよね。若林さんは自分を「おっさん」だと思っていますか?.

浜田: 私は51歳。立派なおばさんです。でも、実は私の中にもおっさんが住んでいると思っています。若林さん的な定義として、おっさんかおっさんではないかの違いはどこですか?. 浜田: 象徴的かも。私は自分をおっさんだなと思ってしまうのは、つい部下に昭和の価値観を押し付けてしまう時。「働き方改革しようよ」と社会に発信しながら、「気合が入っていない!」と言いたくなる自分もいて。. 若林: そう、おっさんの明確な定義って実は難しい。この間、さる音楽業界の人と話していたら、「80年代知ってる人って、ちょっとつらいところあるんですよね」って言ってまして。. 若林: なんかあるじゃないですか、80年代のノリって(笑)。ぼくは小中高が80年代なので、本当に楽しいところは知らないんですが、80年代大好きだったんで、90年代がイヤでイヤでしょうがなかったんですよ。渋谷系とか(笑)。で、その話をしてくれた人に言わせると、80年代っぽさ、ってある種の「テレビっぽさ」なんだっていうんですね。その感じは分かる気はします。. 若林: 若い頃にチャラチャラ楽しんだ後バブルが弾けて突然、「世の中は金じゃない」とかって話に表向きにはなるんですが、「じゃあ、何が価値なんだ」っていうところがないままに、やれグローバルスタンダードだコンプライアンスだって話になっちゃって、あれよあれよと表層の制度は変わってしまった。だけど、それが何を目的としたコンプライアンスであるかをあまり深く考えずに導入しちゃったもんだから、誰も説明できないし、言ってる側の誰も納得してない。まあ、当然みんな困りますよね。.

浜田: 俺たちがつくってきたはずの日本なのに、ダイバーシティだ、AIだと言い始めて、おっさんたちは居場所がなくなってきた。一方で、若い人たちからは「そうは言っても、トクしてきたじゃん」という反発もありますよね。私自身も、おっさんが君臨する企業文化の中で「何も決まらない、進まない」という不満を感じることは多かったので、正直、あまりおっさんに同情できないんです。.

若林: そうですねえ。自分たちが考えて来なかったせいだろ、と思うところはあるので、個別の人たちの幸福についてはどうでもいいんですが、社会全体としてみたら、くすぶってる「おっさん」をどうするのかは大きな問題だと思うんですよ。おっさんも個別に見ていくと、「変わらないといけない」と分かっている人が多いんですよ。ただ、個人が頭で理解していても、これ社会全体の問題なので、そこまで簡単には変わらないとは思うんです。.

浜田: サイボウズの青野社長は明確に「人の意識は簡単に変わらない」と言っていて、男女や年齢に関係なく、柔軟な働き方に対応できない管理職は、マネジメント職から外すようにしていると言っていました。意識を変えろ、と言っても難しいからと。私も自身の内なるおっさん的部分を自覚しているから分かるんですけど、否定されると意固地になってしまうんですよ。. 若林: えー。おっさんはおっさんできっと役に立つところもあるはずなので、「おっさんって何を持っているんだっけ?」っていう持ち物の再定義をしたほうがいいんじゃないですかね。それは若い人たちに差し出せるものとしてですけど。. 若林: そういうなかで若者が何を必要としてるかを、もうちょっと理解すると、おっさんの持ち分ってのも出てくるのかな、と。つまりお金なのか、コネクションなのか、なんらかの知恵なのか。. 若林: それはある意味正しいけど、間違ってる部分って絶対あるんですよ。ただ、問題は当のおっさんの側が、それを見極めきれていないってことなんですよね。それを見極めるためには、新しいゲームをプレイしてみないとなんですよね。そしたら、なんだ昔の営業とやってること変わんねえじゃねえかよ、ってこともあるかもしれないじゃないですか。.

浜田: これまでの企業文化なら、何も考えなくても年齢に応じた役割が与えられたし、おっさん世代は自分のキャリア開発なんて考えてこなかったと思います。だから、時代の変化に応じて自分の役割を変えていくことに慣れないのかも。. 若林: うーん。そうですねえ。とはいえ、昔はもう少し「大人の役割」「大人であること」の意義や価値って社会的に定義されていたような気もするんですけど、ある時期から「大人」がいらない社会になっちゃったんですかねえ。それって「プロ」がいらない社会ってことなのかもしれないですけど。. 若林: そうなんです。ただ、自分が理解できちゃうものってきっと新しくないんですよ。「WIRED」の編集長になったとき、若いアートディレクターを起用したんですよね。当時彼は26歳だったんですけど、もちろん才能はあったんですが、起用した一番の理由って「若いから」だったんですよね。自分のセンスで「WIRED」をつくったら、これ、どうしたって90年代の『WIRED』みたいになっちゃうんですよ(笑)。でも、それじゃ意味ないじゃないですか。時代の感性が非常にデリケートなディテールに宿るデザインのような領域におっさんが下手に自分のセンスで突っ込むのは、ほんとアウトなんですよ。自分が分かんないんだから、きっといいんだろうって思ってたほうがよくて、さっきのノルウェーのジャズフェスで重要なのは、おっさんは座組みつくって、自治体と調整して、お金調達してみたいな部分は全然若い子よりできるからそれはやるんだけど、コンテンツにはまるで口を挟まないってところなんですよね。.

浜田: 日本の組織はまだまだ年功序列で職能も明確ではないから、どうしても年長者に権限が集中する。意識的に世代交代していかないと、ということですね。若者側はおっさんから上手に学ぶためには、どんな心構えでいたらいいんでしょう。. 若林: 若者は若者らしく反発するのが仕事だと思いますよ。それしないんなら若者ってなんの意味があるんだって思いますから。「うちの会社のおっさんたち、何も分かってねーっすよ」という突き上げはどんどんやるべきだと思うんです。ただ、よっぽどの才覚の持ち主でないかぎり、その突き上げってほとんど実効力をもたないだろうってことはうっすらでも理解しといたほうがいいと思うんです。.

若林: 便利なモチーフなんですけどね(笑)。なんにせよ、「仕事」って社会変革のチャネルとしてはほんとうにデカイものなので、ぼくはあんまりないがしろにしないほうがいいと思うんですよね。選挙で一票入れるのは大事だとは思いますが、仕事って、ことによってはそれよりもはるかに大きなインパクトを社会にもたらすことができる回路でもありうるわけじゃないですか。なんだかんだで一番多くの時間と労力を割くわけですし。. 若林: 若者はぶつかっていけばいいと思うんです。で、おっさんはそこで逃げちゃダメだとは思うんです。伝えるべき大事なことがあるのなら、きちんとそれは説明されるべきですよね。古くてもいいものは残したほうがいいと思うので。. MASHING UP は、女性が強くしなやかに活躍できる社会を創出するビジネスカンファレンスです。多くのコミュニティは業種別、年齢別、国籍別で分けられ、お互いに交わる機会は限られています。女性のみで構成されることも多く、女性以外を十分に巻き込めていない点も、「多様性」を真に社会の活力としていくうえで、重要な課題であると考えています。.

おっさんvs世界:なぜおっさんは世界から「敵」と見なされるのか 宮本恵理子 [ライター・エディター] Feb. 雑誌「WIRED」日本版の編集長として約6年、テクノロジーが創る社会や文化の未来像を発信してきた編集者の若林恵さん。若林さんが今気になるテーマの一つが、「おっさん」だという。日本の企業社会に君臨するおっさんは本当に悪なのか。若者とおっさんが融和する策はあるのか。Business Insider Japan統括編集長の浜田敬子が聞いた。 若者にとっておっさんは本当に「敵」なのか。 撮影:今村拓馬. 若者は「世界を変えられるとき」まで反発心を持ち続けよ。 撮影:今村拓馬. 関連記事: おっさん 若者 ダイバーシティ キャリア 仕事 人生. Popular All BI PRIME. 急拡大する宇宙ビジネス市場での立ち位置…JAXA新型ロケットH3、正念場の1年 秋山文野 [テクニカルライター] Mar.

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